2014年8月25日月曜日

巨大亀裂出現 ― メキシコ北西部


メキシコ北西部の荒れ地に長さ約1kmの巨大な亀裂が出現し、ソノラ州の州都エルモシージョ市(地図)と海岸を結ぶ国道を切断しました。亀裂が出現したのは8月10日の週。亀裂の幅は最大5m、深さは最大8m。亀裂の両側で高低差も生じているようです。以下の記事に掲載されている動画は、無線操縦の飛行機から撮影されたものです:

亀裂ができた原因については2つの説が取りざたされています。1つ目は、8月10日にカリフォルニア湾で発生した地震(M5.0、深さ10km、USGS資料)です。この地震の揺れによって亀裂が発生したのではないかというわけです。2つ目は、農業用の雨水を貯めるために築かれた堤から水が漏れ、地下を流れたためにその上の地面が陥没したのではないか、というものです。

私は、カリフォルニア湾の海底を走るトランスフォーム断層(北上してサンアンドレアス断層に接続)と亀裂の走向が並行している点が気になっています。何らかの地殻変動が起きているのではないでしょうか。


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