8月1日付「異形の彗星 ― ロゼッタ探査機が撮影 (続報)」の続報です。
8月1日午前11時48分(日本時間)に、ロゼッタ探査機が1000kmのところから撮影した67P/チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星の画像が公開されました。彗星の中央部に写っている黒い点に注目です。正体は何なのでしょうか。先日、1950kmのところから撮影した画像にも写っていました:
ロゼッタが測定した67P/チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星の表面温度は-70℃で、予想よりも20~30℃高いとのことです。
ロゼッタが67P/チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星に接近し周回軌道に入るまでの航跡は非常に複雑です。以下の動画をご覧ください。ロゼッタと彗星の大きさは実寸に比例して描かれているわけではないことに留意してください(ロゼッタの太陽電池パネルは差しわたし32mに対して、彗星は直径数km):
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