日本時間 7月3日23時35分ごろ、X-クラスの太陽フレアが発生し、大西洋とその周辺で短波ラジオなどに障害が発生しました:
今回のフレアの原因は、太陽の北西の縁付近に突如発生した黒点です。この黒点は前日までは存在していませんでした。
前回、X-クラスの太陽フレアが発生したのは 2017年9月。その前は 2015年5月。X線強度は 2017年は X9.3 であったのに対して今回は X1.59。専門家は、2019年12月に始まった新しい太陽活動周期で最初のX-クラスのフレアなので X1.59 にとどまったが、今後数ヶ月の間に、より強いフレアが発生する可能性が高い、と指摘しています。
長いスランプから抜け出して、太陽が徐々に元気を取り戻しているようです。
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