アイスランド南西部のレイキャネス半島で 3月に始まった噴火によって、溶岩に覆われた範囲を示す地図です(画像をクリックすると拡大します):
After route A closed due to lava flows, then route B is open, but does not give good view of the crater. Route C into Natthagi is a short hike giving good view of lava flow. It can then be extended by a more strenuous hike up Langihryggur to get a view of the crater and lava. pic.twitter.com/tIrpEOeZVv
— Gisli Olafsson (@gislio) June 28, 2021
地図の左上に示されている凡例はアイスランド語で書かれています。Google 翻訳でも納得のいく日本語にはならないのですが、推測を交えて解釈すると次のようになります:
- 赤色 Hætta vegna nýrra gosopa 噴火口が形成される可能性のある場所
- 紫色 Hraunflæði 溶岩流
- 赤と黒の点線の円 Gjóskufall 火山ガスの及ぶ範囲?(内側の円が無風時、外側が風速 15m/秒の時?)
- 青色の点線で囲まれた斜線の範囲 Hættusvæði v. framhlaups (60m) 今後も噴火が続いた場合、溶岩流に覆われる領域
- 黄色と灰色の小さな円 Gosop 噴火中の噴火口と噴火が止まった噴火口
- Dagsetning: 24.6.2021 日付 2021年6月24日
南下している溶岩流の先端は海岸沿いの道路に向かっています。アイスランド当局は、溶岩の流れを迂回させて道路を守る作業を行わないと決定しました。技術的、時間的、コスト的な理由から、うまくいかないと判断したそうです。溶岩は 1~3週間で道路に到達すると予想されています。今後は、近隣の町と、2ヶ所の発電所の保護に集中する意向です:
- Reykjanes Eruption: Road Sacrificed, Town Protected (写真あり)
- Lava Is Expected To Flow Over Suðurstrandarvegur (写真あり)
現在の噴火は今後数年から数十年続き、最終的には盾状火山が形成される可能性があるとの指摘があります。
「レイキャネス半島の地質活動は、400〜500年の火山活動期と600〜800年の地震活動期が交互に繰り返されているのが特徴である。今回の噴火は、この地域では約800年ぶりの噴火であり、地震期の終わりと火山活動期の始まりを意味している」、「今回の噴火が特別なものであることも分かっている。ほとんどの噴火では、マグマは地表に比較的近い場所にあるマグマ溜まりから供給されるが、今回の噴火では、マグマが地球のマントルから直接供給されている。レイキヤネス半島でこのような噴火が起きたのは、約7000年ぶりである」:
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