1月1日から9日にかけて、4つの小惑星が地球と月に接近し通過して行きました。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 AA | 11~24 | (地球)1月1日 22:16 (月)1月2日 00:49 |
0.62 1.43 |
2021 AV | 17~37 | (地球)1月3日 22:32 (月)1月4日 06:02 |
1.96 2.21 |
2021 AH | 5~12 | (月)1月4日 05:33 (地球)1月4日 08:37 |
0.90 0.13 |
2021 AM2 | 10~22 | (月)1月8日 06:05 (地球)1月9日 13:45 |
2.25 1.42 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
"2021 AA" はその名前(仮符号)が示すように、2021年に入って最初に発見された小惑星です。
接近時の地球との相対速度ですが、AA は極めて速く秒速 22.2km(時速約 8万km)、AV は秒速 10.5km(時速約 3万8000km)、AH は極めて速く秒速 21.7km(時速約 7万8000km)、AM2 は極めて遅く秒速 4.6km(時速約 1万7000km)となっています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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