インドのニュースサイト所載の8月26日付記事です:
以下は記事の抜粋・要旨です:
- バラナシ(ワーラーナシー、ベナレス、地図)の著名な「雲読み」(cloud reader)である Shakeel Ahmad 氏が、いくつかの国で大地震や中規模地震と大津波が起きると予測している。それらの国々には、南北アメリカ(の国々)、トルコ、日本、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドが含まれる。これは(インド時間で)月曜日の夜に起こった日食の余波である、と彼は語っている。
- Shakeel Ahmad 氏は、雲の形成やパターンを観察することによって地震を予測してきたが、月曜日に、陸上と海上の地震を意味すると判明している雲のパターンを観測したと語る。
- 「最初の警告信号である地震予測雲を再び観察しました。 南東(真北から時計まわりに)140°から北東45°の方向で雲が凝縮したので、電離層の擾乱に気付きました。 それらの雲は、バラナシから見て方位磁石で、北東45°から北西310°、南東150°から南西240°、南東140°から北東45°の方向に向かって動き出しました。」
- Ahmad 氏はこの観測事実に基づいて大地震、中規模地震、津波を予測したのだ、と言う。
- 59歳の Ahmad 氏は過去約15年にわたって雲の形、大きさ、動きを研究し、その知見を使って地震や震度を予測してきた。
- ネパールとインド北部を襲った地震の3日前に、ISDR(国際防災戦略)とUSGS(米国地質調査所)に地震予測の e-メールを送ったが何の反応もなかった、と彼は主張している。
- 「2001年のグジャラート地震や2005年のカシミール地震、世界のその他の地域で発生したいくつもの地震を私は予測してきました。私はいつも、ISDR や USGS のみならず、インドの重要な省庁や報道機関にも私の予測を e-メールで送っているのですが、どこも本気にしてくれないのです。私の予測が現実となった後でさえ、わたしの予測を振り返ってくれないのです。」
【注】バラナシは、インド北部ウッタル・プラデシュ州南部の都市で、ガンジス川に面しヒンズー教の大聖地。
関連記事
- アッサム地方の「地震雲」 (10年1月9日)
- アッサム地方の「地震雲」(補足) (10年1月10日)
- 九寨溝地震を前日に予知していたインド人地震学者 (17年8月20日)