2017年8月7日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-171)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 8月6日16:30 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、地震発生は8月下旬以降:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定。下記「考察」の5つの可能性を参照してください。
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。前者の領域(地図中のA)の方が可能性が高い。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
7月11日から14日にかけて出現した噴火前兆が関連している場合には、地震活動にともなって火山噴火の可能性もあり。
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH17(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH21(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH26(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH29(八ヶ岳) (記載なし)
  • A4(秋田観測点) 前兆継続中

▼ 考察
  • 2008年7月初旬から9年1ヵ月以上にわたって前兆が継続。

  • 現在は第24ステージ。最終極大は7月26.1日と認識。

  • 前回の更新情報では「8月5日± に前兆終息、8月8日± に地震発生」の可能性を指摘したが、8月6日午後の時点で上記5観測装置に前兆が継続出現している。

  • 8月9日±3日に地震発生とした場合、8月7.9日が計算上の前兆終息時期でまだ可能性は残っている。8月8日午前に前兆が継続していた場合は、8月9日± の可能性は完全否定される。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直すと、8月24日± と9月22日± の可能性が算出される。

  • 以上を総合すると、現時点では以下の5つの可能性がある:

    1. 8月8日に前兆終息 → 8月12日± に地震発生

    2. 8月9日± に極大出現

    3. 7月26.1日が最終極大で8月16日± に前兆終息 → 8月24日± に地震発生

    4. 7月26.1日が最終極大で9月7日± に前兆終息 → 9月22日± に地震発生

    5. 新たな極大が出現(時期未定)

  • 8月20日ごろまでに前兆が終息しない場合は、地震発生は9月以降となる。

  • 前兆終息や前兆に大きな変化が現れた場合は続報で報告。今後の前兆の出現状況によっては現在の認識を修正する可能性あり。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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