1月10日付「伽藍岳から噴気あがる ― 大分県由布市」の続報です。
1月6日に伽藍岳(地図)から噴気が上がった件について、気象庁が2月8日に発表した「鶴見岳・伽藍岳の火山活動解説資料(平成29年1月)」(PDF形式、写真あり)には次のように記載されています:
大分県監視カメラによる観測では、6日に伽藍岳で噴気が稜線上 100mまで上がりました。伽藍岳の南西側では以前から現地調査で噴気地帯が確認されていますが、この場所の噴気を観測したと推定されます。監視カメラで伽藍岳の噴気を観測したのは、2010 年に遠望観測を開始して以来初めてです。
このため、6日に赤外熱映像装置による現地調査を実施しましたが、伽藍岳の噴気地帯では噴気の状態や熱異常域の分布に特段の変化は認められませんでした。
その後、監視カメラでは伽藍岳で稜線を越える噴気は認められていません。
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