8月28日午前6時47分(日本時間)、金星と木星が 0°04′ まで接近します。満月の視直径がおおよそ 30′ (腕を伸ばして持った5円玉の穴の大きさ程度)ですから、かなりの大接近です。
前日の27日の日没前後、ほぼ真西の地平線近くに2つの惑星は輝いているはずです。金星はマイナス3.9等級、木星はマイナス1.7等級の明るさです。
日没時に金星と木星が接近して見えるということは、地球-太陽-金星-木星がほぼ一直線上に並んでいることを意味しています。月と太陽を除けば、金星と木星は地球に最も大きな重力的影響をおよぼし得る天体です。
8月27日午後1時58分には金星と水星が 5°16′ まで近づきます。水星は太陽からあまり離れないので、見るチャンスは多くありません。地動説を唱えたコペルニクスも生涯水星を見たことがなかったといわれています。27日の夕方、真西から少し南によった位置に見えているはずですが、日没時の地平線からの高度は 10°を下回っています。明るさはプラス1等級前後です。
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