7月21日正午ごろ、箱根山の大涌谷の火口から火山灰が混じった灰色の噴煙が上がりました:
それにしても何なのでしょうか、この気象庁の言いぐさは ―― 「現象は噴火だが、住民の不安をあおるなどの防災上の影響もあるので、噴火との表現は適切でない」、「理科研究の小学生に、噴火かと問われれば噴火だと答える。ただ、気象庁では噴火と記録はしないと説明する」:
気象庁は、箱根山に関しては以前にも自らの噴火の定義を無視しています。6月29日に大涌谷の北約1.2kmで降下物が確認された際に、8時間半も沈黙を続けた後に「この現象は噴火ではないと考えています」。気象庁が公開している資料では、噴火の定義は「固形物または放出物が噴出場所から水平若しくは垂直距離概ね 100~300m の範囲を超すもの」、「それより小さな現象(阿蘇山の土砂噴出等)でも、記事として記載している場合もある」となっているにも関わらずです。
「噴火」という言葉は使うなという指示が上の方(笑)から降りてきているのでしょうか。
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