イタリア南西部・シチリア島にあるエトナ山(地図)の南東火口(新火口)は、数ヶ月の沈黙の後、9月初めごろから徐々に活動の激しさを増していましたが、10月26日、「溶岩噴泉」を空高く噴き上げるに至りました。さらに、それまで静穏だった北東火口も突然、轟音とともに黒い噴煙を噴き上げました。2つの火口の間にある鞍部にも亀裂があり、そこからも溶岩が流出しているとのことです。
以下は、2つの火口から立ち昇る噴煙をエトナ山の東麓から写した写真です。左が活発な活動を継続していた南東火口、右が噴煙を突然噴き出した北東火口です。珍しい光景です:
以下は、2つの火口の活動を写した動画です。初めは南東火口の溶岩噴泉です。開始から52~53秒ごろにカメラが揺れ、北東火口から噴煙が立ち昇ります:
関連記事
- エトナ山から溶岩流出 ― イタリア (11年1月14日)
- エトナ山の噴火と時計が15分進む怪現象 (11年8月3日)
- 溶岩流の上を歩く (13年6月18日)
- 滑走路のそばに噴気孔出現 ― イタリア・ローマ (13年8月27日)
- 滑走路のそばに噴気孔出現 ― イタリア・ローマ (続報) (13年8月28日)
- 滑走路のそばに噴気孔出現 ― イタリア・ローマ (続報-2) (13年10月7日)