11月25日付「西之島沖で噴火、新島誕生 (続報)」の続報です。
気象庁が25日に発表し26日に修正した「西之島の火山活動解説資料」(PDF形式)には、24日の状況や写真が掲載されています。噴火は継続中で、溶岩流が海に到達しています。以下は、24日の状況の抜粋です:
- 数秒から数十秒間隔で噴火を繰り返しており、噴煙と火山弾は上空 300-400m程度まで噴き上がり、火山弾が水平距離で約 500mまでの範囲に着水しているのが確認されました。
- 火口の大きさは 10m程度と小さくなっており、頂部火口には小さな溶岩湖が形成されていると考えられます。
- 島の北東側では海に約 50m突き出した溶岩地形が確認され、この北東部に突き出した部分は、21日頃から成長した溶岩流部分で、すでに先端の一部が波浪により浸食された可能性があります。
- 南東側、南西側では、頂部付近から比較的滑らかな斜面が出現しており、斜面崩壊が起こったものと考えられます。
西之島の南約10㎞で21日に確認された変色水域は、22日の観測では確認できなかったとのことです。
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