アイソン彗星の本体(核)の大きさは約5km。核のまわりを取り囲んでボーッと輝いている部分(コマ)の直径は約10万km、そこから伸びる尾の長さは少なくとも800万kmに達しているとされています。それに対して地球の直径は約1万3000km。
この大きさの違いを比較した画像がありますので紹介します。アメリカの天文学者 Philip Cary Plait 博士のブログに掲載されているものです:
- A very rough comparison of the physical size of ISON’s coma and the Earth (アイソン彗星のコマと地球の物理的サイズの非常に大雑把な比較; 矢印の先にあるのが地球です)
この画像のスケールでは、アイソン彗星の核は 1画素にも満たず、おおよそ細菌のサイズだということです。
関連記事
- スーパーコメット(?)がやって来る (12年9月28日)
- アイソン彗星をハッブル宇宙望遠鏡が撮影 (13年5月1日)
- アイソン彗星の旅程表 (13年8月6日)
- アイソン彗星は宇宙船か (13年9月17日)
- アイソン彗星が軌道変更、フォボスに向かう? (13年9月22日)
- 火星から見たアイソン彗星 (13年10月3日)
- 近づくアイソン彗星 (13年10月19日)
- アイソン彗星が地球軌道の内側に入りました (13年11月2日)
- アイソン彗星がアウトバースト、肉眼等級に (13年11月16日)
- 2つの彗星が水星に接近 (13年11月17日)
- 太陽に近づくアイソン彗星とエンケ彗星 (13年11月25日)
- 尾が伸びたアイソン彗星 (13年11月26日)
- カナリア諸島上空のアイソン彗星 (13年11月27日)