9月14日付「小惑星が相次いで地球に接近 (続報-2)」の続報です。
さらに4つの小惑星が地球に接近しました(青字で示した小惑星):
小惑星 | 直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (*) |
---|---|---|---|
2013 RO5 | 47 | 9月1日 14:55 | 8.34 |
2013 RG | 6 | 9月3日 19:27 | 0.59 |
2013 RZ5 | 10 | 9月4日 16:00 | 1.15 |
2013 RO30 | 9 | 9月4日 18:47 | 0.76 |
2013 RF32 | 8 | 9月5日 20:26 | 0.44 |
2013 QE16 | 22 | 9月5日 20:43 | 8.19 |
2013 RQ5 | 27 | 9月6日 15:40 | 4.77 |
2013 RR43 | 36 | 9月8日 08:40 | 1.47 |
2013 RS43 | 18 | 9月14日 01:07 | 2.88 |
2013 RT73 | 49 | 9月16日 18:58 | 8.27 |
2013 RM73 | 20 | 9月17日 09:37 | 2.28 |
2013 RF74 | 25 | 9月19日 01:53 | 5.52 |
2013 RZ53 | 3 | 9月19日 07:51 | 0.63 |
*: 地球-月の平均距離=1
表の一番下に示した小惑星〝2013 RZ53〟は9月13日に発見され、9月19日に地球に接近して月の軌道の内側にまで入り込んできました。この小惑星の直径は数メートルとされていますが、このように小さい小惑星が地球接近の前に発見されるのは希有のことだそうです。
〝2013 RZ53〟はアポロ群に属し、その軌道は地球の公転軌道とほとんど重なり合っています。今後も毎年のように地球に接近しますが、今回のような「至近距離」に近づくのは前回は1954年3月、次回は2073年3月のこととされています。仮にこの小惑星が地球に衝突するとしても、大気圏で燃え尽きてしまい被害は出ません。今年2月にロシアのチェリャビンスクに落下した大隕石は、この小惑星の5倍ほどの大きさがあったと推定されています:
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