3月14日付「マグマの蓄積進む — アイスランド (続報)」の続報です。
3月17日早朝(日本時間)、アイスランドのレイキャネス半島で噴火が始まりました。 以下は、アイスランド気象局による 17日08時50分付(日本時間)発表の概略です ——
ハガフェル山(Mt. Hagafell)とストラ・スコグフェル山(Mt. Stóra Skógfell)の間で噴火が始まった。スンドヌクスギガ火口列(Sundhnúksgíga crater row)での噴火はこれで 4回目となる。
噴火は協定世界時 3月16日20時23分(日本時間 17日05時23分) に始まり、長さ 2.9km の亀裂が急速に開いた。亀裂の長さと位置は 2024年2月8日の噴火と似かよっている。
噴火前の前兆段階は非常に短かった。 国民保護緊急事態管理省への最初の警報は協定世界時19時43分に発出され、そのわずか 40分後にウェブ・カメラで噴火の開始が確認された。噴火は噴出性であり、噴煙は主に蒸気とガスで構成されている。
噴火前の前兆段階は非常に短かった。 国民保護緊急事態管理省への最初の警報は協定世界時19時43分に発出され、そのわずか 40分後にウェブ・カメラで噴火の開始が確認された。噴火は噴出性であり、噴煙は主に蒸気とガスで構成されている。
沿岸警備隊が噴火地域上空でヘリコプター飛行を実施した。この飛行にはアイスランド気象局(IMO)、アイスランド大学、国民保護緊急事態管理省の専門家が同行した。溶岩は噴火の亀裂から西に向かって流れ、グリンダヴィークルヴェグル(Grindavíkurvegur、道路)とスヴァルツェンギ(Svartsengi)地域の防護壁の方向に向かっている。それに加えて、大きな溶岩流が南東方向に流れ、グリンダヴィーク(Grindavík)の防護壁の方向に向かっている。
ウェブ・カメラの画像とヘリコプター飛行による航空写真の初期評価から、この噴火はマグマ放出量の観点から、スンドヌクル火口列(Sundhnúkur crater row)からの過去 3回の亀裂噴火の中で最大のものであると考えられている。 この推定は、噴火活動の最初の 1 時間に対するものである。
協定世界時 22時10分、南側の溶岩流の先端はグリンダヴィーク東側の防護壁からわずか 200 m のところに迫っており、時速約 1km の速度で移動。協定世界時 22時20分、グリンダヴィーク北西のグリンダヴィークルヴェグルからは溶岩流は 700〜800メートル離れており、1時間半で約 1km 移動。
協定世界時 22時10分、南側の溶岩流の先端はグリンダヴィーク東側の防護壁からわずか 200 m のところに迫っており、時速約 1km の速度で移動。協定世界時 22時20分、グリンダヴィーク北西のグリンダヴィークルヴェグルからは溶岩流は 700〜800メートル離れており、1時間半で約 1km 移動。
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