ハワイのマウナ・ケア山の頂上にある「すばる望遠鏡」 が11月20日(現地時間)、地球に向かって 580万km(地球から月までの距離の約15倍)彼方を飛行中の小惑星探査機「はやぶさ2」を捉えました:
- すばる望遠鏡、一足先に「はやぶさ2」を出迎える (写真、動画あり)
動画の方は見分けにくいですが、画面中央を右下方向に移動している非常に小さな白い点が「はやぶさ2」です。
小惑星の物質が入っているカプセルは「はやぶさ2」本体から分離され、12月6日にオーストラリアのウーメラ地区に落下することになっています。午前3時30分〜4時30分の間に大気圏に突入し、マイナス7〜9等級程度の明るさの火球が見えると予測されています。大気圏に突入するのはカプセルだけで、「はやぶさ2」本体は別の小惑星を目指して飛行を続けるため、前回の時のように複数の火の玉が見えることはないとのことです。
関連記事
- 「はヤぶさ」に知能? (10年4月1日)
- エイプリル・フール (10年4月2日)
- 「はやぶさ」が地球を撮影 (10年5月18日)
- 「はやぶさ」の地球帰還 (10年6月13日)
- 「はやぶさ」の地球帰還 (続報) (10年7月7日)
- イトカワはどこだ? (11年1月4日)
- NASAが小惑星の名前を募集 (12年9月13日)
- 「はやぶさ2」にドイツ製探査機を搭載 (12年10月6日)
- 小惑星ベヌウの地球衝突について (16年8月3日)
- OSIRIS-REx vs. はやぶさ2 (16年9月9日)
- 小惑星探査機 OSIRIS-REx が地球接近 (17年9月22日)
- 小惑星探査機 凹む (18年4月24日)
- 「はやぶさ2」がリュウグウに到着 (18年6月27日)
- 小惑星リュウグウの全体像 (18年7月16日)
- NASA の探査機が小惑星ベヌウを撮影 (18年11月1日)
- NASA の探査機が小惑星ベヌウを撮影 (続報) (18年11月13日)
- リュウグウ vs. ベヌウ (19年11月7日)
- 岩石を噴出する小惑星 (20年1月16日)
- はやぶさ2 の第2の目的地 (20年7月26日)