インドの月探査機・チャンドラヤーン2号から切り離されて月面に向かっていた着陸機・ヴィクラム(Vikram)は、高度2.1kmまでは順調に降下していることが確認されていましたが、その後、通信が途絶え消息不明になりました:
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ヴィクラムには、着陸地点の周囲を調査するための探査車・プラギャン(Pragyan)が搭載されていました。
私は、ISRO(Indian Space Research Organisation、インド宇宙研究機関)の司令センターからのライブ中継を見ていたのですが、グラフ上でヴィクラムの高度を示す緑色の点が途中から動かなくなりました。その後、同センターを訪れて着陸の瞬間を待っていたモディ首相のもとに ISRO の長官(議長)が歩み寄って何ごとかを告げ、首相が暗い表情で同センターを後にするシーンが印象的でした。
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