2019年9月27日金曜日

小惑星 2019 SP3 が月と地球に接近へ


【10月2日更新 最新の予報にもとづき、推定直径と接近時刻を修正しました。】

小惑星〝2019 SP3〟が10月3日に月と地球に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径はやや大きく 13~30m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは9月22日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 SP313~30
13~33

 (月)10月3日 10:07
 (月)10月3日 10:05
(地球)10月3日 15:36
(地球)10月3日 15:33

1.39

0.97
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速8.7km(時速約3万1000km)と予報されています。

 接近時刻には、月に対して ±28分、地球に対して ±34分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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