小惑星〝2019 RC1〟が 9月7日に月と地球に接近します。
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 5~10m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは9月5日です。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 RC1 | 5~10 | (月)9月7日 18:19 (地球)9月7日 19:48 |
1.06 0.48 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星の接近時の地球との相対速度は非常に速く、秒速20.3km(時速約7万3000km、マッハ60)と予報されています。
月と地球への接近時刻にはそれぞれ ±3分、±4分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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