2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 CY5 アポロ群 | 16~36 | (月)2月12日 05:55 (地球)2月12日 17:00 |
0.98 1.42 |
2019 CS5 アポロ群 | 18~39 | (月)2月15日 11:25 (地球)2月16日 04:08 |
1.15 1.15 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
CY5 は2月15日(接近後)に、CS5 は2月13日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
接近時の地球との相対速度は、CY5 が秒速 8.5km(時速約 3万1000km)、CS5 が秒速 6.6km(時速約 2万4000km)です。
CY5 の接近時刻には、月に対して ±6分、地球に対し ±3分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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