小惑星〝2018 PP9〟が、8月3日から4日にかけて地球と月に接近していたことがわかりました。
地球最接近時に北極星の方向から見た小惑星、地球、月の位置関係 小惑星と地球の移動方向は左下から右上、月は反時計回り 白い線は地球の公転面より上、灰色の線は地球の公転面より下を示す (Credit: Jet Propulsion Laboratory) |
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 PP9 | 17~39 | (地球)8月3日 23:53 (月)8月4日 15:26 |
1.63 1.85 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速6.5km(時速約2万3000km)と計算されています。月への接近時刻には ±3分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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