7月9日12時40分(日本時間同日14時40分)、スマトラ島北部にあるトバ湖(地図)の地下で M5.2 の地震が発生しました(震央地図)。震源の深さは156km:
今回の地震は震源が深く、火山活動と直接の関係はないと考えられますが、トバ湖は世界最大のカルデラ湖で、長さ100km、幅30km。過去に3回の破局的・超巨大噴火を起こしています(84万年前、50万年前、7万4000年前)。
7万4000年前の噴火では、世界中に火山灰が降り積もり、インドやパキスタンでは 5~7cm、中国南部でも数cm堆積しています。大量の火山灰が大気中に滞留したために地球の平均気温が平均で 5℃ 低下、ホモ・エレクトスなどホモ・サピエンス(現生人類)の傍系は絶滅、ホモ・サピエンスも人口が激減し絶滅寸前まで追い詰められたといわれています:
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