2018年5月26日土曜日

オクラホマ上空の赤いクラゲ


5月24日、オクラホマ・シティ(地図)の北西を通過中の激しい雷雨の上空に出現したレッド・スプライト。近い距離(約130km)から撮影されたので、細部がよくわかります:

スプライトは、多くの目撃情報があったにもかかわらず、1989年に初めて写真に撮られるまで、科学者の多くはその存在を信じようとはしなかったそうです。

スプライトの成因については、高エネルギーの宇宙線によって生じる空気シャワーと関連があるとする説があるそうです。そうだとすると、太陽活動が低下して地球の大気に突入する宇宙線が増えると、スプライトの出現頻度が高まることになります。現在、太陽は黒点が異常に少ない状態が続いており、第24活動周期の減衰期にあります。2020年かそれ以降に極小に到達するとみられていますが、それにともなってスプライトの出現が増えることになるかも知れません。


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