5月6日付「ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (続報-3)」の続報です。
亀裂からの溶岩の噴出・飛散・流出は10カ所に増えています。レイラニ・エステーツ地区を斜めに横切って、ほぼ直線上に並んでいます。以下は噴出箇所を示す地図です:
ハワイ火山観測所(HVO)の STATUS REPORT(現地時間5月6日20時59分、日本時間7日15時59分)によると ――
- 東部地溝帯(East Rift Zone)低部にあるレイラニ・エステーツ地区での溶岩の噴出は断続的に続いている。
- 8号亀裂の溶岩噴泉は午後4時(ハワイ時間)まで継続し、アア溶岩の流れは溶岩噴泉が止まった後もゆっくりと北進した。溶岩の流れは、今夕、8号亀裂から約 1.1km の地点で Ho'okopu Road を横切った。
- 8号亀裂と9号亀裂の近くで新しい地割れが見つかった。水蒸気とガスが噴出しているが、このレポートの時点で溶岩の飛散は観測されていない。
関連記事
- マグマ溜まりに孔をあけてしまった男たち (08年12月18日)
- キラウエア山の噴煙の色が突然変化 (09年3月31日)
- 連続噴火 10000日 ― ハワイ・キラウエア山 (その 1) (10年6月7日)
- 連続噴火 10000日 ― ハワイ・キラウエア山 (その 2) (10年6月7日)
- 民家が溶岩に呑み込まれる ― ハワイ島 (10年7月27日)
- 驚くほど浅いところにあったマグマ溜まり ― ハワイ (10年12月25日)
- キラウエア山で群発地震、マグマ上昇 ― ハワイ (11年2月18日)
- キラウエア山で新たな割れ目噴火 ― ハワイ (11年3月7日)
- キラウエア山で新たな割れ目噴火 ― ハワイ (続報) (11年3月9日)
- キラウエア山のマグマが過去最高レベルに ― ハワイ (12年10月25日)
- キラウエアの溶岩流で非常事態宣言 ― ハワイ (14年9月11日)
- キラウエアの溶岩流が居住地域に到達 ― ハワイ (14年10月29日)
- オレゴン州沖で海山が噴火、キラウエア山では溶岩湖があふれ出す (15年5月6日)
- マウナ・ロア山の警戒レベル上昇 ― ハワイ (15年9月24日)
- キラウエア微笑む (16年8月2日)
- ハワイにはなぜ2つの火山列があるのか (17年6月2日)
- ハワイ・キラウエア山に噴火の恐れ (18年5月3日)
- ハワイ島で M5.0 (18年5月4日)
- ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (18年5月4日)
- ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (続報) (18年5月4日)
- ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (続報-2) (18年5月5日)
- ハワイ島で M6.9 (18年5月5日)
- ハワイ・キラウエア山が噴火、住宅地で溶岩噴出 (続報-3) (18年5月6日)