八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月11日16:00付で更新情報を出しています ― 前兆が再出現、推定時期は4月20日± へ:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.203 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 4月20日± (4月13日または15日に前兆が終息した場合) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 震源が浅い(30km以浅)陸域地震 ある程度火山に近い領域の可能性あり |
▼ 現状 (4月11日夕刻現在)
- CH17(八ヶ岳) 4月6日昼ごろに終息、静穏状態; 9日22時ごろから再び断続的に糸状特異が出現
- CH20(八ヶ岳) 若干不安定
- CH21(八ヶ岳) 4月9日17時ごろから正常基線に近づき、18時ごろに正常基線を記録、静穏状態; 10日以降、弱い不規則な特異前兆が出現
- CH26(八ヶ岳) 4月8日11時ごろに終息、同日19時ごろに小さく再出現するも、その後は静穏状態継続
- K10(高知観測点)など、その他の観測装置は静穏基線で、前兆の再出現なし
▼ 考察
- 観測歴上最長の継続期間 ― 2008年7月初旬から8年9ヵ月継続
- 4月9日夕刻、最後まで残っていたCH21(八ヶ岳)の前兆が終息、しかし、約5時間後に再出現
- 前兆の再出現は直前特異である可能性も考えたが、全前兆が完全終息していたのは5時間程度であったことから、前兆終息は近いとみられるものの未だ静穏期間前であると判断
- 前兆の出現状況を見直し経験則を適用して再計算
- 11月24.8日初現、1月15日極大 → 4月20日±
- 1月9日初現、2月13.5日極大(K6 PBF) → 4月20日±
- 3月5.7日初現、3月21.5日極大 → 4月20日±
- 2月13日初現、4月9日終息(CH26) → 4月20日±
- 3月21.5日が最終極大で4月20日±に地震発生となる場合、現在出現中の前兆の終息時期は4月12日夜から4月13日にかけてと計算される
- CH21に4月1日に現れた変化が小ピークであった場合は、CH21の前兆は4月15日± まで継続する可能性あり
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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