準惑星ケレスの謎の輝点を撮影した解像度の高い画像が公開されました。小惑星帯探査機ドーン(Dawn = 暁、黎明)が高度4400km上空から撮影したものです。前回公開された画像はケレスまで1万3600kmのところから撮影したものでした:
直径約90kmのクレーターの中に謎の輝点群が見えています。太陽光を反射しているのではなく、自ら光を発しているようにさえ見えます。
ドーン・ミッションの研究責任者は、「これまで人類が太陽系の中で見てきたものの中に類例がない不可解な現象だ、私は氷が太陽光を反射しているというのが第1候補だと思っているが、ミッションのサイエンス・チームは他の可能性、例えば塩、を模索している」と語っています。
今後、ドーンは高度を1470kmまで下げ、さらに12月には375km(国際宇宙ステーションの高度とほぼ同じ)まで下げるということですので、より高解像度の画像によって謎が解明されることを期待しています。
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