8月28日付「滑走路のそばに噴気孔出現 ― イタリア・ローマ (続報)」の続報です。
事態の新たな展開です。8月24日、イタリアのローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(フィウミチーノ空港、地図)の滑走路のそばに水蒸気と泥を噴き出す噴気孔が出現しましたが、今度はフィウミチーノの海岸から約100mの海底に噴気孔(あるいは泥火山)が出現し、海面が沸き立っています:
現場で採集したガスの主成分は二酸化炭素とメタンということで、火山活動に起因する可能性を完全には排除できないものの、地層中の有機物の腐敗によって生じたガスである可能性が高いようです。現場はテヴェレ川のデルタ地帯で、都市国家ローマの誕生以来約3000年にわたって人間活動の生みだした廃棄物が堆積しており、過去に2回、泥火山が出現したことがあるとのことです。
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