2月8日付「箱根山が山体膨張 ― 神奈川県 (続報-2)」の続報です。
箱根・駒ヶ岳付近の地震や山体の膨張は収まっていません。気象庁が2月8日に発表した「平成25年 No.6 週間火山概況(2月1日~2月7日)」によると、7日にも地震の一時的な増加がみられたとのことです:
駒ヶ岳付近の浅部を震源とする地震は2日以降減少し、少ない状態で経過していましたが、7日の03時~04時台にかけ一時的に増加しました。その後は少ない状態で経過しています。この時間帯の噴気の状況は視界不良のため確認できませんでしたが、その後の噴気の状況に特段の変化はみられていません。
国土地理院の地殻変動観測結果では、2012年末頃から、箱根山周辺の一部の基線にわずかな伸びの傾向がみられています。1月上旬頃から、気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計では、山体の膨張を示すわずかな変化がみられています。また、気象庁が湯河原鍛冶屋に設置している体積ひずみ計でも同様の変化がみられています。
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