2月 20日、ニュージーランド南島の南端部にあるスチュワート島(地図)で、107頭のゴンドウクジラが海岸に乗りあげ動けなくなっているのをハイカーが見つけました。クライストチャーチで地震が起きる 2日前のことです:
- 107 stranded whales die on Stewart Island
- Is New Zealand earthquake linked to the mysterious deaths of more than 100 pilot whales?
獣医が駆けつけたときには半数以上のクジラがすでに死んでおり、生き残っていた 48頭も救助隊が到着するまで生かしておくことは困難だとして安楽死の処置がとられたとのことです。
今回の集団座礁の 2日後にクライストチャーチで大きな地震があったため、地震との関連が取り沙汰されています。しかし、ゴンドウクジラの集団座礁はしばしば見られる現象なので、座礁と地震が偶然同じ時期に発生したということも大いにありえます。
ゴンドウクジラの英語名は「パイロット・ホエール」。しばしば自分から浜に乗り上げるのでこの名が付いたのだそうです。
クジラやイルカの集団座礁は珍しい現象ではなく、ニュージーランドでは 1月に 24頭が北島最北端のケープ・レインガ(地図)に、 2月の初めに南島のネルソン市(地図)の海岸に 14頭が乗り上げています。また、2009年 12月には 120頭以上がゴールデン湾や北島の東海岸で座礁しています。
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