日本では見られませんでしたが、1月 4日にヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどの地域で部分日食が見られました。この部分日食を、日本の太陽観測衛星「ひので」が軌道上で金環日食として観測していました:
- 「ひので」が見た金環日食 (写真多数、動画あり)
太陽と月の中心が少しずれており、月のシルエットからはみ出した太陽の部分が大きすぎて普通の金環日食とはイメージが違います。
日食の定義からいえば、「ひので」が月の本影に入っているので金環日食か皆既日食しか選択肢がなく(半影の部分に入っていれば部分日食)、月が完全に太陽を覆い隠しているわけではないので皆既日食とは言えない、よって金環日食と呼ばざるを得ないというところでしょうか。もう少し月の視直径が小さければ、水星や金星が太陽の前を横切るときに使われる「日面経過(通過)」という言葉の方がしっくりするかも知れません。
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