今日は夏至。夏至は「夏至る」つまり「夏になった」との意ですが、天文学的には太陽の黄経が 90° になった瞬間(6月21日05時51分)を指します。
昼間の長さが1年で最も長く、夜が最も短い日とされていますが、日の出の時刻が最も早く、日の入りの時刻が最も遅いというわけではありません。以下の表は国立天文台のウェブサイトに掲載されているものですが、日の出の時刻は夏至よりも前に最も早くなり、日の入りの時刻は夏至よりも後に最も遅くなることがわかります:
さらにこの表からは、夏至の日に日の出と日の入りの方角が最も北に偏ること、太陽の南中高度が最も高くなることがわかります。
Happy Summer #solstice2024 in the northern hemisphere. This means extended daylight hours depending on your latitude. pic.twitter.com/ZoAWBx2qDN
— Tony Dunn (@tony873004) June 20, 2024
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