2020年1月18日土曜日

なぜ「チバン」や「チビアン」ではなく「チバニアン」なのか


1月17日、千葉県市原市の地層「千葉セクション」を「国際境界模式層断面とポイント(GSSP)」とし、約77万4千年前~約12万9千年前の地質時代の名称を「チバニアン」とすることが、IUGS(国際地質科学連合)によって承認されました:

なぜ「チバニアン」なのか、なぜ「Chiba」と接尾辞の「an(ian)」の間に「n」が入るのでしょうか。以前から気になっていたのですが、IUGSへの申請チームの一員である菅沼悠介氏(国立極地研究所・地圏研究グループ 准教授)が命名の過程を説明している資料を見つけましたので紹介します。命名ルールに一番忠実な「Chibian」や、「Chibaan」、「Chiban」が選ばれなかった理由がわかります: