(1月17日、最新情報にもとづいて 2018 AT2 の推定直径と月への接近時刻を修正しました。)
1月12日に発見された2つの小惑星〝2018 AT2〟と〝2018 AS2〟が、地球と月に接近しました。
〝2018 AT2〟はアポロ群に分類され、直径は
〝2018 AS2〟はアテン群に分類され、直径は5~11mと推定されています。最接近時の地球との相対速度は秒速7.7km(時速約2万8000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 AT2 | 7~16 |
(地球)1月11日 10:10 (月)1月11日 15:49 |
1.83 2.71 |
2018 AS2 | 5~11 | (地球)1月14日 20:18 (月)1月15日 06:32 |
1.16 1.10 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事