八ヶ岳南麓天文台の串田氏が1月16日17:00付で更新情報を出しています ―― 前兆が継続して出現中。第22ステージが指し示した1月14日は地震発生日ではなく次ステージの極大と認識:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.195 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 今後の前兆変化(新たに出現する極大や前兆終息)を観測してからでないと計算できない。 (仮に火山帯近傍地震前兆とNo.1778前兆が同一の地震活動に対応しているとすれば、2月15日± または4月13日± が最終的な地震発生日である可能性がある。) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) (※ ある程度、火山帯に近い領域の可能性あり) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 (※ ある程度、群発的複数地震活動の可能性あり) |
▼ 現状
- CH17(八ヶ岳) 糸状特異が継続。
- CH21(八ヶ岳) 弱い特異が継続。
- K10(高知観測点) 1月14日夜から弱い特異が断続的に継続出現。
- A4(秋田観測点) 1月15日朝から弱い特異出現、継続。
▼ 考察
- CH21(八ヶ岳)の糸状特異の極大は、特異が顕著になった1月14.3日。CH29(八ヶ岳)とK1(高知観測点)に短時間出現した特異の中心は1月15.0日。CH20(八ヶ岳)とK1(高知観測点)の特異が1月13日夕刻に短時間出現して終息していることから、1月14.3日が極大と認識される(筆者注: 1月13日夕刻と1月15.0日の中央だからということだと思われます)。
- 第22ステージが指し示した1月14日± は対応地震発生日ではなく、次ステージの極大となった。すなわち、第23ステージの最初の極大は1月14.3日。
- 第23ステージの指し示す日を計算するには、経験則に適用する[初現~極大]あるいは[極大~終息]のデータが必要だが、現時点では1月14.3日極大に対応する初現を識別できない → 今後の今後の前兆変化(新たに出現する極大や前兆終息)を観測する必要がある。
- 別に出現している火山帯近傍地震前兆からは2月15日± と4月13日± が算出される。
- 火山帯近傍地震前兆の極大が2016年12月10日で、No.1778前兆の第22ステージの極大と一致していることから、同一地震活動に対応している可能性が濃厚。仮に両前兆が同一地震活動によるものであるならば、今後、N0.1778前兆も2月15日± または4月13日± を指し示す可能性がある。
- いずれにしても今後の前兆の推移を観測し、推定したいと考えている。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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