気象庁が11月9日に発表した以下の資料によると、常時観測火山である弥陀ヶ原(地図)に対して10月17~20日に現地調査がおこなわれ、地獄谷噴気地帯の百姓地獄で「これまで認められなかったジェット音を伴う噴気が認められました」とのことです:
- 弥陀ヶ原の火山活動解説資料(平成28年10月) (PDF形式)
2012年6月以降、弥陀ヶ原では噴気の拡大や温度の上昇傾向が確認されています。
なお、上記の資料中、図2「地震活動経過図及び回数積算図」では地震数の急激な増加がみられますが、これは黒部ダムの北東で発生している群発地震が算入されているためと考えられます。
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