8月21日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-53)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が8月21日午後5時30分付で更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.098 (PDF形式)
以下は今回の更新情報の概要です:
- 現在も前兆が継続中。2台の観測装置に現れている直接波近似変動は極めて小さくなっている。1台の観測装置に現れている特異状態の変動値は小さくなっている。
- 8月14日にS型火山前兆と特異状態両者の特徴を持つ変動(S型特異)が現れたため、対応地震の発生時期を再検討。前兆や変動のどの時点を初現、極大とするかの見極めが難しい。
- 8月21日夕刻時点で完全終息した前兆が認められないことから、9月1日以前に対応地震が発生する可能性は否定できる。
- もっとも早い場合は9月5日±3日。この場合、前兆終息は8月24日前後と推定。8月26日まで待っても前兆が終息しない場合は、10月10日前後の可能性も考えられる。
推定発生日 | 9月5日±3日(もっとも早い場合) 現在残っている直接波近似変動や特異状態の終息などを確認して修正予定。8月末までに終息しない場合には、10月以降の可能性となる。 |
推定発生時刻 | 午前9時±2時間 または 午後6時±2時間 |
推定震央 | 琵琶湖を含む領域(滋賀、福井、三重、京都東部、奈良北部、石川南部、岐阜西部、愛知西部)、または東北地方南部(福島県南部から新潟県にかけての領域) (上記PDF資料の地図参照) |
推定規模 | M7.8±0.5 M7.5~7.9の範囲が可能性高い 陸域の浅い地震 |
上記更新情報には、新たな推定領域の図(A-1)が付け加えられています。これは、8月14日にS型火山前兆や特異が出現し、火山帯に近い地域が震源として示唆されたために作成されたものです。従来の推定領域に含まれていますが、福井・石川・岐阜3県の県境が交わる場所付近(白山近傍)を中心に半径40km前後の円形の範囲が示されています。
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