気象庁が7月8日に発表した「八甲田山の火山活動解説資料(平成25年6月)」(PDF形式)によると、「山頂付近の地震活動は、4月下旬以降、やや増加傾向となっており、今期間もやや多い状況で経過しています」、「八甲田山を囲む基線で、2月頃以降小さな膨張性の地殻変動がみられます」とのことです。
広域地震観測網による八甲田山周辺の地震活動図(2008年7月1日~2013年6月30日) 仙台管区気象台「八甲田山の火山解説資料(平成25年6月)」より引用 (クリックで拡大) |
左側の図で、赤丸は6月に起きた地震の震源を示しています。0km付近の浅い場所でも発生しています(八甲田山の標高は1585m)。右側のグラフに示された地震の「積算回数」も上昇が急になっています。
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