7月1日付「十勝岳で火口異変 ― 北海道」の続報です。
6月30日から7月1日にかけての夜間に観測された十勝岳・大正火口付近が明るく見える現象は、1日の夜にも観測されました:
- 「火のようなものが」 十勝岳 (写真2葉あり)
札幌管区気象台は、1日午前におこなわれた空からの観測にもとづいて、同日16時40分に「十勝岳の火山活動解説資料」の第2報を発表しました。「大正火口周辺に火山灰などの噴出物は認められませんでした」、「大正火口東壁に従来からみられている地熱域の中に硫黄が燃焼したと推定される温度の高い領域を確認しました」、「大正火口から約3km北西の望岳台で二酸化硫黄臭を確認しました」、「火山性地震は少なく、地震活動は概ね低調に経過しています」、「傾斜計及びGPS連続観測では特段の変化はありませんでした」:
- 十勝岳の火山活動解説資料 (PDF形式、写真・地図あり)
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