9月18日から19日にかけて、小惑星〝2020 RA6〟と〝2020 RB7〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 RA6 | 17~37 | (地球)9月18日 09:57 (月)9月18日 14:49 |
1.36 1.25 |
2020 RB7 | 9~20 | (地球)9月18日 20:38 (月)9月19日 01:55 |
1.39 1.11 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
2つの小惑星はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。RA6 が最初に観測されたのは9月6日、RB7 が最初に観測されたのは9月15日です。
2つの小惑星とも接近時の地球との相対速度は速く、RA6 が秒速17.4km(時速約6万3000km)、RB7 が秒速19.0km(時速約6万9000km)と予報されています。
RB7 の地球と月への接近時刻には ±8分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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