4月28日午前8時46分(日本時間同日午後3時46分)、フランス西部ラロシェルの近郊を震源とするM5.2、震源の深さ10kmの地震が発生しました(震央地図)。M5.2は地元当局の発表で、EMSC(European-Mediterranean Seismological Centre)の発表ではM5.0となっています。負傷者や建造物の大きな損傷はなかった模様ですが、天井の一部が落下した、などの被害が報道されています:
フランス本土でこの規模の地震が発生するのは2014年4月以来。また、フランスで地震による死者が出たのは、1909年にプロバンス地方の Lambesc という町(地図)を襲った地震が最後で、この時は、死者46人、負傷者250人が出ています。
EMSCの専門家は、フランスでは Lambesc を襲ったような大地震が平均して100年に1度の割合で発生しているので、次の大地震が起きてもおかしくない時期になっている、と語っています。
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