10月26日午後、韓国が南部の羅老宇宙センター(地図)から準国産ロケット〝羅老(ナロ)〟(KSLV-1)で人工衛星の打ち上げを試みます。同ロケットは2段式で、1段目(液体燃料)はロシアと共同で、2段目(固体燃料)は韓国独自で開発したものです。過去2回の打ち上げ(2009年、2010年)はいずれも失敗し、責任の所在を巡ってロシアとトラブルになりました。また、発射準備のストレスからロシア人技術者が自殺未遂をおこすという事件も起きています:
- 衛星ロケット、26日打ち上げ=「三度目の正直」なるか-韓国 (写真あり)
- 韓国衛星ロケット あす3度目の打ち上げ
- 発射台に設置された羅老号 (写真あり)
下記の記事などを見ると、技術的に新味はなく国威発揚の側面が大きいようですが、失敗に備えて予防線を張ることも忘れていません ― 「このような努力でも100%打ち上げ成功が保障されるものではない」、「宇宙ロケット技術は研究室の経験だけでなく、数多くの試行錯誤を経るという点を国民が理解しなければならない」:
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