上記によると、6月 19日午後、硫黄島(地図)の噴煙が同島の北 20海里(約 37km)まで漂っているのが航空機から観測されたとのことです。
気象庁が 6月 18日に発表した 「平成22年 No.25 週間火山概況 (平成22年6月11日 ~ 平成22年6月17日)」では、硫黄島について以下のように書かれています:
国土地理院の観測によると、2006 年8月以降みられている島全体の隆起を示す地殻変動は、2009年10月頃から一時停滞していたが、2010年5月以降再び隆起の傾向がみられる。島内南北方向の伸びの傾向は継続している。
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生すると予想されるので、これまで小規模な噴火が発生した島東部の海岸付近、島西部(井戸ヶ浜等)及び南東沖では噴火に対する警戒が必要である。
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