2016年4月5日火曜日

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-25)


高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が、4月5日付で更新されています。1月はすべての分野で報告数が0件、2月は急増して「地鳴り」の報告が13件でしたが、3月分は「地鳴り」の報告が2件となっています。例によって具体的な報告内容は記載されていませんが、2月29日未明に原因不明の轟音が聞こえたことの余波でしょうか:


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2016年4月4日月曜日

ゴンドウクジラ迷い込む ― 和歌山県田辺市


4月2日から3日にかけて、和歌山県田辺市新庄町の内の浦湾(地図)に、コビレゴンドウとみられるクジラが迷い込んでいるのが目撃されました。体長約2m。「群れからはぐれて湾内に迷い込んだとみられる。かなり衰弱しているのではないかと思う」(町立くじらの博物館副館長)、「同じ個体かどうかは分からないが、1日にも文里湾内で目撃情報があった」:

今年に入ってから、南海トラフに面した地域でクジラ類の迷い込み・座礁・漂着が目立ちます:


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小惑星 2016 GE1 が地球に接近


4月5日午後8時29分(日本時間)、小惑星〝2016 GE1〟が地球に 1.38LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は4月2日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は15~33mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速10.1km(時速約3万6000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 GE115~33 4月5日 20:29 1.38


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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「NHK級の誤報」に怒りのツイート連発


昨夜(4月3日)のNHKスペシャル『巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ 日本に迫る脅威 地震列島 見えてきた新たなリスク』に対して、東京大学大学院理学系研究科のロバート・ゲラー教授が怒りのツイート連発です(Robert Geller @rjgeller):
  • 今晩のNHK地震特番を皆でファクトチェックしよう!

  • NHKは地震予知と「地震後知」の違いが判らんね。

  • 溯って、M9地震が起きてから、何でも。「ああ~~、あれは前兆だった」と言えるね。

  • そんなに予知ができたら、地震の前に云えたはずだと思うのは俺だけだろうか?

  • NHKは報道機関ではなく、政府と御用地震学者の宣伝機関だ。

  • ちなみに、2011年3月10日まで、政府と御用地震学者とNHKは、「南海トラフ巨大地震」は30年以内発生する確率は70%と煽った。東北は危ないぞ、と彼らは一言も言わなかった。僕以外、覚えている人はいないだろうか?

  • 某NHKは「繰り返して発生地震」というが、決して周期的に繰り返す現象ではないぞ!
      よNHK!
      近代の地震学をもう少し勉強しましょうね。

  • 地震予知研究者の”焼け太り作戦”は詐欺みたいね。
    あれを予知できなかったが、「前兆現象」を(発生後!!)見つけた。
    もっと予算を増やせば、確実に予知してあげる!
    何回も繰り返せる。
    研究倫理をさておけば効果的な”打ち出の小槌”だ。

  • 断層は前に地震の相対的滑りがあった面だが、どの断層は”活断層”どの断層はは”活でない断層”を客観的に区別する基準はない

    喝!!

  • またもNHKは”地震が繰り返す”現象だ、と誤報する。

    やっぱ、NHKは報道機関ではなく、まさに誤報機関だ。

  • 地震は「100~150年間隔で繰り返して発生する現象」ではない!

    もしそうであればこれまでの40年でもう”明日起きても不思議ではない”とされた”東海地震”がもう起きたはずだ。

  • 確かに3.11の2日前にM7が発生した。でも、前もって(溯っても)識別可能な因果関係はない。

    毎回毎回”狼少年”のよう警戒宣言を機械的に発生すれば、国民は100回以上(千回以上)の空振りを許すはずがない。

  • ”歪みが限界に至る地震が発生する”とは、NHK級の誤報だ

    小さい地震と大きい地震の始まりは同じで、どのぐらい大きく広がるかは偶然に左右されている

  • 数値シミュレーションは、そのモデルが客観的に検証されるまでにあまり意味ない

  • NHKだから。
    報道機関ではなく、政府宣伝機関です。www
    John F Candy @JohnFCandy1
    @rjgeller #nhk #巨大災害 「もうすぐ起こりますよ」学派の仮説のみ集めているようだな。反例については一切触れていない。
  • 昔NHKはもう少しまともな放送局だった。
    今回の特番の不気味なBGMなどはなかった。
    番組内容は以前と同様に今一だったが。。。。

  • 恐縮ですが、御用学者はこのようなことを言いますが、”根拠”は子供レベルの発想(これまでの地震の時系列を並べたら今後は繰り返す、と)だけです。この発想は正しければ3.11は起きなかったが30~40年前に”東海地震”は起きたはずです。
    成田義範 ‏@AnKu4Seda31Sak
    @rjgeller @Thoton 東海地震は単独では起きません。東南海地震か南海地震の何れか或いは二つと同時に発生の時でしか起きないからです。
    最後に起きたのは南海地震と連動した「安政地震(1855)」、前々回が3つ同時に起きた「宝永地震(1707)」です。確かに今がヤバイ。
  • Robert Gellerがリツイート
    energyball38 ‏@energyball38
    @rjgeller こんばんは。昔、とある県の防災担当に「今後30年以内に何%の確立で起こるというのは、行政がそのように予算を組んだり計画を立てたりするためだ」という主旨のことを言われました。あてにならない情報は確かに多いです。


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2016年4月3日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-90 補足)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が出した4月2日17:30付更新情報出「長期前兆 No.1778 続報 No.137 (PDF形式)」には、4月1日に発生した三重県南東沖地震についての記述があります:
  • 今回の地震の震央は深さ2000~3000mの海域で、海深減衰があるため前兆を検知することは不可能な規模の地震だった。

  • この海域であればM7.7前後から前兆を検知できる。より陸に近く海深500~1000mの場所であれば、M7.0前後から前兆を検知できる。


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2016年4月2日土曜日

【追記あり】 近畿圏中心領域大型地震 (続報-90)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月2日17:30付で更新情報を出しています:

前回の更新情報の復習です ――
  • CH17(八ヶ岳): 継続中
  • CH20(八ヶ岳): 継続中、3月26日夜(26.9日)に通常基線から弱い不規則特異状態に変化。
  • CH21(八ヶ岳): 継続中、前ステージが示唆した3月25日(25.5日)に極大。さらに、26日午後(26.6日)に基線電圧が最低値を記録し完全糸状状態に。その後は、山状の上下動を繰り返しながら徐々に最低電圧値が上昇。
  • A1、A4(秋田観測点): 継続中

今回の更新情報のまとめです ――
  • CH17(八ヶ岳) ― 3月21日から糸状特異状態が継続。極大は3月31.5日。
  • CH20(八ヶ岳) ― 3月26.9日から特異状態が継続出現。3月31.5日と4月2.6日に顕著な基線電圧値低下。
  • CH21(八ヶ岳) ― 3月26.5日から短時間の糸状状態を経て基線状態が大きく変化。3月30.6日に基線電圧値が再び最低レベルに低下。
  • A1、A4(秋田観測点): 記載なし。

  • 2つの大きな変化 (CH21の26.5日とCH20の26.9日) の中心=3月26.7日を初現、CH20の顕著な基線電圧値低下があった3月31.5日を極大と見なすと4月9.4日± が推定日。

  • CH21の基線電圧値が低下した3月30.6日を初現、CH20の顕著な基線電圧値低下があった4月2.6日を極大と見なすと4月8.2日± が推定日。

  • CH17の糸状特異は先行特異の可能性。先行特異に関する経験則 [初現~極大]/[極大~発生]=1/1 を用いると4月10日±2日が推定日。

  • いずれの場合でも4月7日以前に対応地震が発生する可能性は考えられない。

  • 4月9日に対応地震が発生する場合は、4月7日夕方に前兆終息の見込み。

推定時期 4月9日± (現状で最も考えやすい)

4月7日± に前兆終息が条件。実際の終息を確認して修正。
4月8日段階で前兆が継続している場合は再考。

推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照。
推定規模 M7.8 ± 0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


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三重県南東沖地震


防災科学技術研究所
AQUAシステム
メカニズム解カタログ
より
4月1日午前11時39分ごろに発生した三重県南東沖地震は、気象庁の速報値でM6.1、深さ約10km、防災科学技術研究所のAQUAシステムのデータではMw5.9、深さ13kmとなっています。南海トラフ巨大地震の想定震源域のプレート境界付近で起きた逆断層型の地震とされています。

以下はTSEISを使って描いた4月1日00:00~24:00の震源域の様子です。TSEISでは日にち単位の指定しかできないので余震なのか前震なのかはわかりませんが、本震の震源から特定の方向(水平成分はフィリピン海プレートのスリップ・ベクトルの方向)に微小地震の震源群が伸びています。TSEISは気象庁の速報値を精査した結果である暫定値を使っていると思われますが、図で見るかぎり本震の震源の深さは20kmよりも深いようです:

(クリックで拡大)

震源分布図の作成には地震活動解析システム(TSEIS)を使用しました。TSEISは気象庁により決定された地震カタログを使用しています。同システムについては以下を参照してください:
  • 鶴岡 弘. WWWを用いた地震情報検索・解析システムの開発.情報処理学会研究報告;データベースシステム115-9, 情報学基礎 49-9, 65-70 (1998)

今回の地震が南海トラフ巨大地震に結びつくことがあるのでしょうか。気象庁は「巨大地震との関連性は分からない」と言いながらも「大地震を誘発することはない」としています。

「規模は比較的小さく、直接的には大地震を誘発することはない」(気象庁)、「一定規模の地震が起きた後に巨大地震が起きる傾向があり (中略) 東日本大震災の2日前にも、三陸沖でM7・3の地震が発生している」、「さらに大きな地震の引き金になる可能性はゼロと言い切れない」(梅田康弘・京都大名誉教授):


3つの小惑星が地球接近


地球に2LD以下の距離まで接近する3つの小惑星が、3月30日に相次いで発見されました(1LD=地球から月までの平均距離)。いずれもアポロ群に属しています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 FB1314~31 4月3日 10:34 1.23
2016 FW134~8 4月5日 11:21 * 0.82
2016 FV1316~37 4月11日 09:12 ** 1.81
(不確実さ: * は±4分、** は±24分) 

〝FB13〟と〝FV13〟は、地球接近後に月にも0.90LDまで近づきます。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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4月に接近するキロメートル級小惑星


推定直径が1kmを上まわる小惑星で、4月中に地球に接近すると予報されているものは4つあります。いずれの小惑星もかなり遠いところを通過するので、地球に影響をおよぼすことはありません:

小惑星 推定直径
(km)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
141354 (2002 AJ29) 0.92~2.1 4月6日 09:41 55.16
208617 (2002 EB3) 0.77~1.7 4月8日 03:27 55.58
406952 (2009 KJ) 1.0~2.3 4月11日 03:46 37.69
194386 (2001 VG5) 1.1~2.5 4月29日 07:29 52.40
(1LD=地球から月までの平均距離)

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2016年4月1日金曜日

井戸の中の音で仕事を止めてしまった井戸掘り職人


4月1日付「数々の前兆を見過ごして地震に遭ってしまった医師」では、安政江戸地震当日の旧暦10月2日に布川(千葉県)で、井戸の中から何らかの音が繰り返し聞こえたとの『利根川図志』の記述を紹介しました。

同様の現象が同じ日に震央にさらに近い江戸の深川(震央から3km、地図)でも起きていたことが記録に残っています。『安政乙卯武江地動之記』に、旧暦10月2日昼、井戸掘り作業中に「地の底鳴りて仕事ならず、かかる事は是迄聞も及ばぬ事とて、其日仕事は止めて帰りしとぞ」(地底から音が響いてきて仕事にならない。こんなことはこれまで聞いたことがないので、その日は仕事は止めて帰ってしまった)との記述があります。

現在の東京では井戸の数が減ってしまいましたが、安政江戸地震のような直下型大地震の前には地下鉄の構内やビルの地下で異常な音が聞こえるかも知れません。また、鉄筋コンクリートの建造物では基礎の杭が地下の固い岩盤まで届いているはずなので、建物内の壁や柱にコンクリートマイクを取り付けてモニターしていると、異常な音で地震を予知できるかも知れません。

海城地震 予知成功のレポート』(力武常次監修、杉充胤訳、共立出版株式会社)には、地中の音を監視して直前予知に成功したことが記載されています:
そのやり方は大きなかめを地面上に伏せ、密封し、かめの中に一枚の木板を置き、この板の上に送話器をのせ、かめ、送話器と地面を一体につらね、導線で外の受話器につなぎ、当直員が室内で受話器から聞こえる音に注意するという方法である。本震の2分前に当直員はこの受話器から突然に狂風がうなるような音を聞いたので、ただちに「地震がくる」と叫んだ。ビルの中にいた人びとはこの叫びを聞くや否や走ってビルからおりて外に駆け出し、そこで地震が発生した。

『安政乙卯武江地動之記』の原文は、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)を参照しました。


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