2025年6月12日木曜日

冥王星を再び偉大に Make Pluto great again !

 
国際天文学連合(IAU)が2006年に「惑星」の定義を変更した際に、惑星から準惑星に格下げされた冥王星。アメリカ人が発見した唯一の「惑星」である冥王星が格下げされたことは、アメリカ人のプライドをいたく傷つけたようです。冥王星を再び惑星に戻そうという動きは、トランプ政権の1期目にもあったのですが、今も続いているようです。2期目のトランプ大統領が就任早々、北米最高峰のデナリ(山)の名称をマッキンリー山に戻し、メキシコ湾をアメリカ湾に改称したことも呼び水になっているようです:
伝説の俳優が、ドナルド・トランプ大統領に対し冥王星を再び偉大な惑星にするよう訴えた。

『スタートレック』のカーク船長役で知られるウィリアム・シャトナー(94歳)は、共和党のリーダーに対し、科学者の意見を覆し、冥王星を再び太陽系の第9惑星と宣言するよう訴えた。

俳優のシャトナーは科学界を激しく非難し、1930年の発見以来保持してきた冥王星の惑星としての地位を2006年に剥奪した国際天文学連合(IAU)の会員たちを「愚か者」と呼んだ。
 
シャトナーは、冥王星が惑星群から不当に追い出されたと今でも感じている多くの人々の一人だ。
 
SpaceX社のCEO、イーロン・マスク氏はこの問題に関して、この映画のレジェンドに公に同意しており、2021年には次のようにツイートしている。「冥王星は惑星だ。反論してみろ。」
 
トランプ大統領の最初の任期中に任命され、2018年から2021年までNASAを率いたブライデンスタイン氏は2019年、コロラド大学ボルダー校で「NASA​​長官が冥王星を再び惑星と宣言したと書いても構わない。私はその考えを堅持している」と述べている。


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