2022年2月13日日曜日

熊野プルトンが南海トラフ巨大地震の誘因に

 
 紀伊半島の地下に存在する巨大な火成岩の塊「熊野プルトン」(地図)。このほど、地震波の解析によって3Dで可視化され、その広がりや深さが明らかになりました(断面図)。
 
「熊野プルトンの存在は2006年に初めて明らかになった。火成岩が地下に貫入し、ゆっくりと冷えて固まり、大きな塊となったものだ」、「地殻は、プルトンの下では重みで撓み、上方ではわずかに膨らんでいる」、「このプルトンの両側面では、1944年と1946年にマグニチュード8を上まわる巨大地震が発生している」、「このプルトンはこの地域の地形と地殻変動に大きな影響を与えている可能性がある」: