35年前、米国北西部のワシントン州で起きたなぞの現象。原因は未だに解明されていません:
- Mystery hole still draws interest (写真、動画あり)
以下は記事のまとめです:
未解明の現象が起きたのは、オマク湖(地図)の西の高原にある農場。35年前、地面に10フィート×7フィート(約3m×2m)の穴が開き、そこから73フィート(約22m)離れたところに、穴の位置にあったと見られる3トンの土壌があるのが見つかった。穴と土壌の形状は、巨大なクッキー・カッターで切り取ったかのようによく一致していた。
穴や土壌の周囲に、土木工事用の機械が使われた痕跡はなかった。
穴が発見される少し前に、現場から20マイル(約32km)離れたところを震源とするマグニチュード3.0の地震があった。しかし、3トンの土壌を移動させるには規模が小さすぎるとして、地震説は却下された。
当該現象が発生した当時、現場を調査した地質学者のGreg Behrens氏は次のように語っている —— 今でも自分は地震に関連した現象だと思っています。地震が発生すると大量のエネルギーが放出されます。このアース・クッキーが飛び出した場所は玄武岩質の岩盤の窪みにあり、現象発生時には湿っていました。このことをイメージする最良の方法はこうです。直径8〜10インチ(20〜25cm)のアルミニウム製の器を水で満たします。器の上部を木のスプーンでコンコンとたたきます。すると、水面に同心円の波が生成され、水面の中央が焦点となってそこから水滴が飛び上がります。地震で発生した表面波は、飽和した土壌堆積物で満たされた岩盤の窪みに対して同じことをする可能性があるのです。