今回のアルバニアの地震について、米国地質調査所(USGS)の資料にある解説の要旨です:
- 今回の地震は、アフリカ・プレートとユーラシア・プレートの収束境界付近の衝上断層運動の結果として発生した。
- 発震機構解は、浅い角度あるいは急傾斜の断層における逆滑りを示している。
- 北西-南東方向の逆断層が、この地域のテクトニクスと整合する。
- 今回の震源付近では、アフリカ・プレートがユーラシア・プレートに対して年速 73mm で収束している。
- アフリカとユーラシアの間の収束境界にある地中海のテクトニクスは複雑で、多くのマイクロプレートや局所的地質構造の動きが関与している。
- アドリア海東岸に位置するアルバニアで発生した逆断層運動は、アドリア海の閉塞、およびクロアチアからギリシャに伸びる山岳地帯の短縮と整合している。
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