2022年4月19日火曜日

他の太陽系から飛来した物体が爆発

 
2014年1月8日にパプア・ニューギニア上空で爆発した火球は、その軌道や速度から、他の太陽系から飛来した物体であると科学者が論文で指摘していました。このほど、その指摘が正しかったことが、USSC(United States Space Command、米国宇宙司令部)がデータを機密解除したことによって確認されました:

当該物体の大きさは0.45m程度。その速度は、地球に降りそそぐ流星や隕石の平均をはるかに上まわる時速21万kmと推定されています。その軌道や速度から、天の川銀河の厚い円盤の中に存在する惑星系や恒星から飛来したことが99%確実だと科学者は論文に書いています。
 
これまで、他の恒星系から飛来した天体として確認されたのは2017年に発見されたオウムアムアが最初とされていましたが、今回のUSSCによる確認により、2014年の火球が最初ということになります。
 
以下はUSSCの副司令官であるジョン・E・ショー中将のツイートです。“a previously-detected interstellar object was indeed an interstellar object”: