12月3日、小惑星〝2020 VZ6〟と〝2020 WB4〟が月と地球に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 VZ6 | 25~55 | (月)12月3日 15:44 (地球)12月3日 19:06 |
0.86 0.91 |
2020 WB4 | 13~29 | (月)12月3日 15:04 (地球)12月3日 22:19 |
1.23 1.52 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
VZ6 と WB4 はともにアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。VZ6 が最初に観測されたのは11月14日、WB4 が最初に観測されたのは11月24日です。
接近時の地球との相対速度は、VZ6 が秒速9.0km(時速約3万2000km)、WB4 が秒速11.0km(時速約4万km)と予報されています。
VZ6 の地球と月への接近時刻にはそれぞれ ±1分、±2分の誤差が見込まれています。また、WB4 の地球と月への接近時刻にはそれぞれ ±1時間1分、±1時間0分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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