白頭山(中国名: 長白山、地図)は活火山です。なぜ、プレート境界から遠く離れた場所にこのような火山があるのか。わかりやすい説明図がありましたので紹介します。白頭山は、日本列島の火山とは成因が違っているようです:
図を見る限りでは、沈み込んだプレート(スラブ)の「穴」というよりは「裂け目」のようです。そこから〝プリューム〟が白頭山に向かって立ち昇って来ている、との想定です。白頭山周辺は小規模なプリューム・テクトニクスの場となっているのかも知れません:
余談です。韓国は日本海について東海(トンヘ)と呼ぶべきだという運動をしていますが、白頭山についても同様の問題があるようです。私の手元の地図やグーグル・マップは韓国側の呼称である白頭山あるいはその英語表記になっていますが、上に紹介した東京大学地震研究所の資料は、中国名である長白山を使っています:
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